昨今の地球温暖化や資源枯渇問題などにより、ようやくエコロジー
・リサイクル、といった言葉と共に、環境・資源・エネルギーに
対する感心が世の中で高まりつつあります。
今後も私達が安全で質の高い生活を維持し、健全な社会活動を営む
ためには、こうした環境問題や資源の制約に対応した「循環型社会」
の構築が急務とされ、先般の京都議定書に代表されるような地球環
境問題に対応するための様々な活動が、現在国や自治体レベルなど
でも活発に行われるようになってきました。
しかし、我が国の資源投入総量が年間で約20億トン(輸入が約30%、
国内資源が約60%)といわれる中で、再生資源(リサイクルされた資
源)は、全体量のわずか10%とというのが実情であり、今や埋立て処
分場の新設も困難とされる中で、毎年約4千万トンという膨大な量
の産業廃棄物が埋立処理され続けておる問題や、また、現在使用さ
れている、道路・橋・港湾・ビルなどの土木建築物の大半が、数十
年後に産業廃棄物化するといわれる中において、産業廃棄物の再資
源化をさらに加速させること(リサイクル率の向上)は早急の課題で
あり、多くの努力が望まれています。
こうした観点からも、循環型社会形成推進基本法/家電リサイクル法/資源有効利用促進法/食品リサイクル法/容
器包装リサイクル法建/設資材リサイクル法/自動車リサイクル法、などに代表されるような、リサイクルに関する
法令を遵守しつつ
【5R運動】
■廃棄物の発生を抑制する・・・・・・・(Reduce・リデュース)
■使えるものは再使用する・・・・・・・(Reuse・リューズ)
■使えるように再資源化する・・・・・・(Recycle・リサイクル)
■不要な物を買わない、もらわない・・・(Refuse・リフューズ)
■使えるものは修理して使う・・・・・・(Repair・リペアー)
などを、民間・企業・自治体・国レベルを問わず推し進めることによって、リサイクル率は確実に向上し、循環型社
会は一歩一歩着実に構築されていくのです。
伊久美商店の事業は、廃棄物となった鉄スクラップや非鉄金属屑を排出事業者様から買い取り、リサイクル可能な製
品に加工して、優良リサイクル事業体(リサイクル製品を製造するメーカー)へ原料として流通させることです。
そして、私達が取扱う“鉄”などの金属は、鉱石から生産するよりスクラップから生産した方が圧倒的にエネルギー
の使用量が少なくて済むものが多く、実はこうしたリサイクルを進めれば進めるほど、二酸化炭素の発生を低減こと
につながる、という特徴を持っています。今後、資源再生を加速させるためにも、また環境保全の観点からも、伊久
美商店の「金属リサイクル事業」を是非ご活用ください。